醍醐味の味得 savouring the teaching dynamics

誰にでもあるやりづらい苦手な動作を改善していくためにはそれぞれに合ったこつがあり、そのヒントをつかんだり、やりづらくしている先入観や癖から自由になるきっかけを促す言葉やイメージ、共感できる類似体験等もまた個々に千差万別なのですが、様々な方法を試みていく中でキューイングがぴんと来てお客様のスイッチが入る瞬間があります。

そういう時はその方の最も効率的な動線を通って流れが途切れることなく自然と美しい動きになっている上に、とても心地好く感じられているのがはっきり伝わってきて、私自身も最も充足感でいっぱいになる一時です。最近はレッスンの中でそんな場面に遭遇できることが以前よりも多くなってきたおかげで、それぞれに最もしっくりくる最適なガイドの仕方を見つけていく面白さを味わえるようになりました。

もちろん複数の方でうまくいった方法でもなかなかうまくいかないケースもあったりします。でもそういう場合こそフォーカスするポイントを変えたり、その前段階の準備動作を入れたり、運動面や接地面や身体の位置を変えてやるなど、色々と創意工夫できる機会が増えるので、その分既成概念にとらわれず自由な発想から様々な小道具を応用したり目先を変えて新しい手立てを編み出すことができます。その結果、それぞれに最善の手法が見つかった時の気付きを通して自分の中で理論と実践がつながってさらにまた理解が深まり、自分にあるものをシェアすると同時に個別の実例から学べる新しい切り口が次々に出て来て、ご紹介できるバリエーションのレパートリーが増えていくのがとても楽しみです。

どのレッスンでもすごく実感するのは、身体は動かさないでいると動きにくくなっていきますが、その動きづらい状態になっていたとしても一つずつステップを積み重ねながら目標の動きを目指して続けていけばできることが確実に増えていくポテンシャルは何歳になっても誰もが持っているということです。そして得意でなかった動きがスムーズに出来るようになった時の達成感を得てお客様の自信が湧いてくるのを見られるのも大きな励みです。

これからもよりスムーズにすっきり分かりやすくこつをお伝えできるよう趣向を凝らしながら動作改善のアシストしていきたいと思いますので、色々な方々とのセッションの機会を楽しみにお待ちしています。