目線の方向と呼吸のタイミング

クロールや背泳ぎで水を掻いたり、網棚に荷物を乗せたり下ろしたり、ソファに座ったまま後ろの本棚の本を取ったりするのに腕を大きく回したり、高く上げたり、後ろに伸ばしたりしますが、腹筋が抜けている状態でその動作を腕や肩だけですると重さ等の負荷がかかった時や普段殆ど動かしていなくて動きが悪くなっている場合に痛めてしまうことがあります。

でも肩甲骨の下と脇と腹筋もしっかり使って、腕と肩と胴をつなげて動くと安定して強さと持久力も増し、少ない出力で楽にできます。しかしながらその動作を行うのに必要な筋力は十分持っていたとしても、技能が求められるスポーツのように複雑で複合的な動作になるほど高度な動きになるので、目線が動きの方向を先行し、動きと呼吸のタイミングが連動して合っていないとコントロールが難しくなります。

それをふまえて上半身のシークエンスを実践してもらったところ、その実感のこもったコメントがありました。「呼吸と動きがはまるとすごくやりやすくなることが良く分かりました。だからそれがずれていると動きがばらけたり違う所で頑張って変に力が入ったりしてやりづらくなるんですね。」

目線と呼吸のタイミングも動作改善の大きなポイントになることを体験して知ると運動効率が上がってフォームも整ってくるのでぜひ他の動きでも実践してみて下さい。

迎春

あけましておめでとうございます

昨年も格別なご懇情を賜り誠に有難うございました。

たくさんの幸運な邂逅とご縁に恵まれ、長く健康で動ける身体づくりのお手伝いに微力ながら取り組んで参ることができましたのもひとえに皆様方の心温まるご支援ご厚情の賜物と心より厚く御礼申し上げます。

本年もますますのご健勝とご多幸をお祈り申し上げますとともに今後とも変わらぬご交誼の程何卒宜しくお願い申し上げます。

Warmest greetings of the season

I would like take a moment to express my most heartfelt gratitude for your continued patronage, dedication, and sharing invaluable time with me.

It has been a great pleasure and privilege working with each one of you.

With all the very best wishes for a Happy New Year filled with great ambitions, glowing opportunities and huge success to you and everyone dear to your heart.

2018年総集編

あっという間にワクワクするイベントの多い賑やかな季節になりましたね。

今月のジャイロトニックでは今年一年積み重ねてきた基本原理を複合したコンビネーションシークエンスにチャレンジします。

身体が安定して余計な力みや緊張からリリースされた状態で臨むと、複数の要素が組み合わさっても動きの流れやリズムや必要な勢みが失われることなく、精度の高い洗練された動きになるので、身体にしっくりくる心地良さを楽しめる余裕も出てくると想います。

また、どこまでお伝えできているか等私も良く分かるので、来年の方向性や個々の目標の再調整につなげていきたいと想います。

得意なことや苦手なことを再確認しつつ、一連の流れに任せてリズミカルに動いてジャイロトニックの醍醐味を味わって下さい♪

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2018 year-end wrap-up

‘Tis the season!  To mark festivities, we’ll do some fun stuff to try a series of sequence combinations this month to go over basic principles we covered this year in my Gyrotonic sessions.

Applying them in complex movements consisting of several different elements to bear in mind at the same time will be a good challenge for overall coordination to really get the feel of fluid motion without strain.  It will also help to advance to the next level of refined movements with greater finesse, precision, sophistication and grace.

This will provide me with useful feedback as well for new ideas to try and what to work on and enhance next year.  We’ll have jolly good fun!

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a sound mind in a healthy body

It always brings me a great pleasure and such therapeutic joy to watch people’s eyes sparkle with delight as they get off the equipment and tell me with infectious enthusiasm and great relish about the enlightening and exhilarating sensation of freedom they just had and what a revelation it was.

I can see that being able to coordinate movements as intended enhances the feeling of being at home with their body, which inherently energises and motivates them and heightens self-awareness and self-assurance.

So it seems that this empowering effect also opens up the mind and as a result, they feel more connected and engaged both physically and mentally.  Their faces literally light up with radiant energy from within.  As they say, a sound mind in a healthy body indeed!

It certainly is the most rewarding and blessing moment of this job that really reassures me to keep on going.  With much gratitude I very much look forward to sharing these moments in as many lessons as possible.

guide bespoke

I felt blessed to know that my fellow Pilates trainer and I shared similar insights.

What is experienced by someone is unique to that individual.  How it feels varies because one’s perception and perspective engage senses and kindle emotions correlating to where the mind is focused.  Therefore, an apposite description of that experience comes in all colours, shapes and sizes in bespoke language of that person.

So, for example, for someone who tended to overthink and found it difficult to feel with the senses, the key to get across was to find creative ways to guide which struck the right chords.

Awakening senses to explore what feels good and comfortable allows to let the mind and body free and unlock untapped potentials. As a result, we believe that brings a sense of well-being and fulfilment, not just limited to lessons but also in various aspects of life in general.

doubles private sessions

通常のジャイロトニックのプライベートレッスンはトレーナーと1対1での1時間の個人指導となり、セミプライベートレッスンは、それをお二人で受講する形になるので正味30分の内容で、あっという間に終わってしまいます。それではちょっと物足りない感じがする…ということで、最近は2レッスン(120分)を連続してお二人で受講されるお客様が増えてきました。 “doubles private sessions” の続きを読む

全身をつなげて連動させるしなやかな強さ

筋肉を固めて使うと力も入りやすく、やった感があり、外側の筋肉がついてよさそうな気がしそうですが、ガチガチに身体を固めた状態で動かそうとするとその動作をするのに必要な部分以外の余計なところにも力が入り、柔軟性が失われて思ったよりも力んでしまって上手く動けなくなります。そうすると無理な姿勢や動作になって身体に負荷がかかり、痛みや凝りやけがのリスクが高まります。

固めた身体はアウターの筋肉が優位に働き、縮まって緊張している状態なので、いざ動かそうとするとロックが掛かったように動きが制限されて本来持っている力を発揮しにくくなります。従って固めるのではなく、インナーが適切に連動してつながって動かせる状態まで身体を緩めて他のところに無駄な力が入らないようにすれば必要最小限の力で動くことができます。

身体を緩めるというのは余計な力を抜いてロックを外すことなので、力を全部抜いて落ちてしまうのとは違います。しかしながら、常に固めて身体を使うことが習慣的に当たり前になっていると、最初はどこの力をどう抜いたらいいのかがなかなかピンとこなくて、力みが全然取れなかったり、逆に完全に脱力してしまって、使いたいインナーの筋肉を始動させることができない場合がよくあるので、身体を使えている感じがしなかったり、効いていない感じがすると思います。

そこでポイントとなるのが、出力100%でガチガチに固めるか、0%で全く力を入れないかというようなall-or-nothing状態ではなく、不必要な力は抜いて必要な力だけ入るようにするという中間の抜き加減と抜き方を知ることです。照明で例えるとすると、オンかオフのスイッチだけではなく、実はオンとオフの間もハイビームからロービームまで明るさの調整ができるディマーライトのような調光ツマミがあって、自分で度合をコントロールすることができるということです。

これは頭で理解できても実際に身体で感じないとどういうことなのか腑に落ちないので、それを体感して把握できるまでかかる時間は個人差がかなりあると思います。今自分の中にまだ具体的な実感のない感覚を探っていくのは非常にはがゆいと思いますが、そこに意識が向けきれていないだけで誰もができることなので、辛抱強く探求を続けていただけたらと思います。そのために私も様々な補足やアレンジを工夫していきますので、全身をつなげて連動させるためのしなやかな強さを一緒に目指しましょう。